Suntory Hall Chamber Music Garden
サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン
会場:サントリーホール・ブルーローズ
写真提供:サントリーホール
2011
オープニングは堤剛プロデュースから。クァルテット・エクセルシオと共に、ボッケリーニやシューベルトの五重奏曲が奏でられた。
初回のベートーヴェン弦楽四重奏全曲を飾ったのは、アメリカのパシフィカ・クァルテット。3日間で5公演を弾き切った。
期間中にはマスタークラスも開催。ボザール・トリオのピアニストとして名高いメナヘム・プレスラーが指導。
クラリネットのリチャード・ストルツマンもガーデンに参加。プレスラーとの共演では巨匠同士のアンサンブルを楽しめた。
2012年の堤プロデュースは期待の若手をゲストに。クラリネットの橋本杏奈とピアノの須関裕子、そして堤による情感たっぷりのブラームスでガーデンの幕開け。
舞台裏に張られた大きなポスターには、出演者がサインを書いていく。ガーデンの後半になるとポスターは豪華な名前のサインで埋め尽くされる。
ホルンのラデク・バボラークはサントリーホール室内楽アカデミーのフェローと共演。若手演奏家にとっては絶好の成長の機会。
ヴァイオリンの鈴木理恵子、ピアノの若林顕、堤剛はピアソラやトゥリーナなどのスペインの色香漂う音楽を熱演。
2012
2013
2013年のベートーヴェン・サイクルは、アメリカからボロメーオ・ストリング・クァルテットが熱演。譜面台の上には、楽譜の代わりにパソコンが並ぶ。全員がスコア(総譜)を見ながらの演奏。
エクセルシオとボロメーオはショスタコーヴィチの八重奏を共演。中央ではパソコンを見ながらの演奏を試みるチェロの大友肇も。
チェロのクレメンス・ハーゲンは旧友の吉野直子と演奏。骨太なチェロの音色と優しいハープの響きがマッチする。舞台裏のポスターには演奏者のサインが並ぶ。
2013年には特別支援学校の生徒を招いたコンサート「CMGスペシャル」も開催。ヴァイオリンの渡辺令子のお話を交えた演奏に、子どもたちも真摯に耳を傾けていた。
「世界的ホルン奏者と日本の若手ホープ達とのコラボ」
世界的ホルン名手のラデク・バボラークとサントリーホール室内楽アカデミフェローとの共演で、
モーツァルトのホルン五重奏曲変ホ長調K.407が演奏された。映像は第1楽章の演奏。これぞホルンの音色、香り。
(2012年6月16日 マルシェ ワンコイン・コンサート#2より)